この時期になるとカサゴが釣れだす。小さい頃は五月晴れの下で友達数人と船を出し、一日中釣り糸を垂らした。魚くさい手でかっぱえびせんをバリバリと食いながら、時には歌いながら「やめられない」と。
宮崎はGWともなると、陸上では結構暑くなる。その頃の私たちは対気温と水温の時間的なギャップなどは知る由もなかった。魚釣りに飽きると我慢できずに船の上からそっと足を海に入れてみる。それこそ驚いた魚のようにその足を引っ込める。
その頃には水面にホンダワラという海草がその丈を延ばし波に揺れる。今ではそのホンダワラもあまりみなくなった。海水温の上昇のせいだと思う。この海草がこの時期を過ぎると海底の根から離れ大海に浮遊していく。浮遊した海草は稚魚のかっこうの隠れ家となる。そして食物連鎖体系はこの海草の下にも作られる。
この季節の磯をお勧めする。ウニ、蟹、海苔など生物の宝庫です。
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