壁式構造という構造方式は構造計算の上で地震時の建築物が受ける揺れの許容量を小さくするので他の木造や鉄骨構造またはRC造ラーメン構造方式の建築物と比較すると同じ震度で受ける揺れの度合いが小さくなる
4250×4250の左右二つのボックスを巨大な柱として捉え、これらが2階部分を支える基盤となる
2階部分はこの二つの基盤から掛け渡される鉄骨の合掌にて包有される空間となる
20年くらい前に設計を行ったRC構造の住宅である
住宅は近くにあるので時々クライアントにばったりとお会いする時もある
いつも快適に過ごしていると言われ感謝されるとやはり嬉しい気持ちになる
「快適に住む空間」はその時の設計のテーマであった
特に南国の夏は過酷だ 夏に涼しい家にしようというのはいつも念頭にあった
今回、この住宅を改めて3Dデータとしても残しておこうと作業に取り掛かった
この仕事は数年前に行った校舎の全体再生計画のうちの一つである外壁改修工事のものである その改修工事予算を確定するための塗装面積を算出するもので、当時の作業は2D図面とExcelとを用いて塗装面積算出を行った
その方法に比べて今回の試みの異なる点は改修塗装膜を3Dで組み立てたことである 1階から屋上までの各階の外壁、柱、庇、建具などに分類した各々のオブジェクトを作成してそれに番号とレコードとを持たせ、その両者をデータ上で関連づけたことが最大の違いと言えよう その方法を用いることでオブジェクト側と計算側との関連性が視認できるようにもなり計算ミスを防ぐことにもつながる また未算入箇所の確認もやり易くなった
未算入箇所があれば、先ず画像によって直感的に確認できる 逆に不要なオブジェクトの重なりなどによって生じる2重算入リスクについてはプログラム上でその処理を行うこともできるが念の為に番号をつけることで更にそれを回避できるようにした
計算結果は右表のようにデータベース上に検索条件を指定することでオブジェクトから自動的に拾い出してくれる