2023年8月13日日曜日

登山事故

 今年も登山事故が多い シーズンに入ってから毎日のように紙面に出ている

難所ルートでの滑落事故は別だが事故の中には登山道途中で体が動かなくなって救助要請した例が少なくない。(難所では通常は注意集中するから事故は起きにくい しかし浮石やザックのバランス移動等の落とし穴が潜んでいる)

先日の登山での下山中 あと2時間程で登山口に到着という休憩ポイントのベンチで登山口から登ってきた関西方面から訪れた老婦人と少し話をした その人は疲労のためにそれまで一緒に登ってきた仲間とそこで別れ自分だけが登山口へ引き返す決心をしたようだった

これは推測になるが疲労で動けなくなるのは身体疲労だけではなく、水分補給の仕方も原因のひとつではないかと考える 特に夏場の登山では沢山の汗をかくので水分補給を忘れてはならない

山行時間と自分の体重との関係で補給しなければならない水量を求める簡単な計算がある 私の場合は数分程度の休憩時間をおよそ45分毎に行ったのでその時に飲む水量を予め決めていた そしてそれを守った

水分補給を誤ると体温が上昇するだけでなく脳の活動は鈍くなるし連動して体の動きも鈍くなる そして注意力も散漫になり咄嗟の判断も遅れてしまう。

注意力・・・言うのは簡単だが長時間の山行ではそんなに簡単なことではない