まなび野の2世帯住宅

コンセプト= Fjord

この住宅とそれを取り巻く外部環境はちょうどフィヨルドが奥深くまで侵食してきた海面とそれによってできた峡谷とで形成されているように、二つで一つの事象を創り出している。その形状は敷地が求めている声に従っている。その結果、双方が他のもので置き替えることができないように、内部と外部の居住要素が強い関連で結ばれている。


外部環境には、陽光、風、緑、眺望、子供の遊び場などが包有され、内部空間とこれらの要素との直接対話が豊かな居住空間を可能にしている。


お向かいさんも自分ン家
フィヨルドの海に相当するテラスには一本の落葉樹が植えられている。夏には木陰ができ、涼しい環境となり、冬には陽光を浴びることができる。向かい合う居住空間はテラスを介してお互いが広がり、多様で豊かな生活シーンを楽しむことができるでしょう。

この住宅は北側の市内方面への眺望、西側の樹木に満ちた中庭、そして内部化された南側のテラスの3様の外部空間に包まれている。敷地の特性を活かすことを強く意識した。子供達は何処で遊んでいても目の届くところにいる。ここだけに流れる時間の中で、新しい生活が展開されることを期待している。




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