2011年5月28日土曜日

原発はCO2を出し続ける

目から鱗の話、やっと気がつきました。


これまで火力発電に比べて原子力発電はCO2を出さないと教えられてきました。ところがそうではないということです。


発電の仕組みは、どちらも熱を作り、お湯を沸かし、蒸気のエネルギーでタービンを回して発電するということですが、熱を作るところで、火力発電は化石燃料を燃やしCO2を発生させるが、原子力発電は核融合なのでCO2を発生させない・・・という内容だった。実は熱を作るところだけ目がいっていました。


しかし原発は核燃料廃棄物というものが出てくる。このための処理場は現在、地球上には存在しない。一時留め置く施設はある。日本では青森県の六ヶ所村にある。繰り返しになりますがここは最終処分場ではありません。所謂、トイレのないマンションです。


ここでは熱を出し続けたり、放射能を出たりしますので、それを冷やしながら管理しなければなりません。その時間はなんと100万年だそうです。100年ではなく、その10000倍です。


つまりトイレがなく溜まり続ける一方で、解決方法もないまま、それを管理し続けなければなりません。


ジャワ原人の出現が今から100万年くらい前に当たりますから、これから同じ時間だけ核燃料の熱管理に膨大なエネルギー(=CO2の発生)を使うことになります。


CO2の発生も然ることながら、宇宙規模的に長い時間の中で、子孫に一体どのような形でバトンタッチしていくつもりでしょうか。またバトンを渡された子孫は我々の時代を如何に評価することでしょうか。


大変なことになってしまいました。