2020年8月16日日曜日

単極と多極 Unipolar / Multipolar

戦争は反対と多くの日本人は言う。私もその一人。

でもそれは単極的な考え方だ。世界は日本と同じではない。お隣の国を見れば説明するまでもないだろう。新疆ウイグルに侵略した後は非人道的な行為を国家で合法化している。

日本と新疆ウイグルを重ね合わせた時に戦争は嫌だからと顔を背けていることができるだろうか。

日本全体は戦争反対と言う面においては単極的なまとまりができていると言えるが、その他の価値観、人生観、優先順位など個人々のレベルでは千差万別で多極的だ。

繰り返すが世界の価値観は日本とは違い多極的だ。また同じ国内でも統治する側とされる側とでは反対の立場で多極的だ。

以上のことを踏まえて話をこれまでの主題AIに戻す。AIやバイオテクノロジーの発展はもう止められない。AIが人間の頭脳を超えた時、それを悪用する輩は出てこないのだろうか、世界においても日本国内においても。嫌だからと言って顔を背け続けることができるだろうか。

(以下補足=前投稿一部)

AI開発者はこう言う。もし逆にこのような準備を何もしなかった場合、AIやテクノロジーを権力側の武器に使われ起訴されてしまったら被告側の無実の証明はもう不可能に近いと。


2020年8月12日水曜日

2020年8月9日日曜日

赤かぶ検事

 

可能性を示すだけでも軌道修正できる

 ITの実用化はどんどん進んでいる。工場でのIT化はもう新しいものではない。

AIの実用化はゲームを除いてまだ途上だ。車の自動運転はgoogleやTslaなどが開発中だが、まだ安心して実用化できるところまでいっていない。2016年にテスラ車が起こした事故では開発がまだこの辺りの段階であることを知ることができる。

高速道路のインターチェンジでトレーラーに衝突をしてしまった。前方にいるトレーラーの側壁が眩しく光っているのをAIは空の眩しさと勘違いしてしまいそのまま追突したのだ。運悪くその時運転席にいた補助員は、ハリーポッターのビデオを見ていた。

車の自動運転についてはいろいろと議論しなければならないことがまだ多そうだが、個人的に希望を持っているのはロボジャッジ、AIによる裁判だ。

アメリカの裁判は日本より進んでいるのは広く知られるところだが、それでも肌の色、貧富の差、偏見など様々なバイアスが判決に影響している。有能な弁護士を雇えないと勝ち目がないのも実情だ。

一方、司法では後進国と言われる我が国は検察官や裁判官までが人事、組織の体面、政治からの圧力などで随分と法の運用が歪められているのはここへきて一部の報道で良く知ることができる。

AIの開発者はロボジャッジの開発にも取り組んでいる。実用化も比較的に容易い。この可能性だけでも上述のように法を曲げて運用している現状を軌道修正させる原動力にもつながる。軌道を外していると折角の職も失いかねないからだ。

AI開発者はこう言う。もし逆にこのような準備を何もしなかった場合、AIやテクノロジーを権力側の武器に使われ起訴されてしまったら被告側の無実の証明はもう不可能に近いと示唆している。

(補足:AIは過去の裁判事例を全て学習しなければならない。そして学習したデータを蓄積する。その時に気をつけなければならないのはバイアスが掛かっている過去の判決事例だ。バイアスが掛かった判決をそのままデータ化するわけにはいかない。全ての人は法の元に平等である精神で洗い直さないといけない。AIが小学校に入学して大学を出てインターンを終了するまでは正しい勉強を身につけなければならない。)

2020年8月4日火曜日

コンピュータゲーム

下記youtubeアドレスで見られるのは2014年にリリースされたAIによるゲームだ(by google)
通常のゲームソフトと違う点はただのコンピュータではなくAIであるということ そしてゲームアプリは一切プログラムされておらず、AIの頭脳は最初は白紙状態であることだ。

ゲームのルールもボールもラケットもレンガ壁も知らされていないし、全ての機能や使い方までAIは最初から知らされていない。
しかしゲームが終了した後で行なったゲームをレヴューして自分自身で学習するようにプログラムされている。

壁にボールを打ち込むスマッシュのような要領でレンガの壁を如何に早く壊すことができるかによって得点が加算されるようになっている(このこともAIはあとで自己学習する)

画面の上方にレンガの壁がある。手前の方からボールを打ち込んでレンガ壁を壊していく。

最初の画面は10分間だけ練習した状態だ 次の画面は120分間練習のあとの状態 最後の画面は240分間練習したあとだ。
最後の画面でレンガの一部を打ち破って狭いスペースに入り込んでドリブルを速くして次々とレンガ壁を壊していくシーンがある。この戦略はゲーム開発者も知らなかったことでAIが自己学習し戦略を練った結果だ。

人もそうだがAIも自己学習を繰り返し繰り返し行う。実はこのことが何億年も続いた遺伝子進化のプロセスでもある。人と同じようにAIもニューロンネットワークを構築している。物質は違うが仕組みは同じだ(人の頭脳は脳細胞のシナプスという端末からニューロンという液状の物質を出し隣のシナプスにつながる、それが連鎖することで情報を伝達する)

このAIはDeepMindという名称だが、DeepMindは2年後の2016年には世界囲碁トッププレイヤー20人を全て負けなしで戦っている。

https://www.youtube.com/watch?v=V1eYniJ0Rnk&t=6s