2020年8月9日日曜日

可能性を示すだけでも軌道修正できる

 ITの実用化はどんどん進んでいる。工場でのIT化はもう新しいものではない。

AIの実用化はゲームを除いてまだ途上だ。車の自動運転はgoogleやTslaなどが開発中だが、まだ安心して実用化できるところまでいっていない。2016年にテスラ車が起こした事故では開発がまだこの辺りの段階であることを知ることができる。

高速道路のインターチェンジでトレーラーに衝突をしてしまった。前方にいるトレーラーの側壁が眩しく光っているのをAIは空の眩しさと勘違いしてしまいそのまま追突したのだ。運悪くその時運転席にいた補助員は、ハリーポッターのビデオを見ていた。

車の自動運転についてはいろいろと議論しなければならないことがまだ多そうだが、個人的に希望を持っているのはロボジャッジ、AIによる裁判だ。

アメリカの裁判は日本より進んでいるのは広く知られるところだが、それでも肌の色、貧富の差、偏見など様々なバイアスが判決に影響している。有能な弁護士を雇えないと勝ち目がないのも実情だ。

一方、司法では後進国と言われる我が国は検察官や裁判官までが人事、組織の体面、政治からの圧力などで随分と法の運用が歪められているのはここへきて一部の報道で良く知ることができる。

AIの開発者はロボジャッジの開発にも取り組んでいる。実用化も比較的に容易い。この可能性だけでも上述のように法を曲げて運用している現状を軌道修正させる原動力にもつながる。軌道を外していると折角の職も失いかねないからだ。

AI開発者はこう言う。もし逆にこのような準備を何もしなかった場合、AIやテクノロジーを権力側の武器に使われ起訴されてしまったら被告側の無実の証明はもう不可能に近いと示唆している。

(補足:AIは過去の裁判事例を全て学習しなければならない。そして学習したデータを蓄積する。その時に気をつけなければならないのはバイアスが掛かっている過去の判決事例だ。バイアスが掛かった判決をそのままデータ化するわけにはいかない。全ての人は法の元に平等である精神で洗い直さないといけない。AIが小学校に入学して大学を出てインターンを終了するまでは正しい勉強を身につけなければならない。)

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