2024年12月30日月曜日

今年も正月の魚が獲れた

 

やっと1尾だけ確保できた

午後から行って3時間ほど釣りをしてみた 全部で3尾が釣れたが後の2匹は岩場の上まで上がり顔を見せてくれただけで一瞬で逃げていったので結局この1尾だけを持ち帰ることができた

正月はこの1尾があれば良い よくぞ釣れてくれた 感謝

2ヶ月ぶりに釣りへ行って来たがやはり釣りは楽しい


2024年12月14日土曜日

湯布院

 先週、延岡市で仕事をしていたら+41から始まる番号から携帯に掛かってきた 国際電話の詐欺電話だろうと最初は無視した その直後にCメールが送られてきた

ジュネーブにいる知り合いの妹だった 家族5人で日本に旅行に来ていて年末まで滞在するとのこと 先着の息子と二人だけで大阪(関空)からレンタカーを借り瀬戸内海の直島経由で四国へ渡り、九州に3日間滞在するので会いたいということだった

生憎、ちょうど体の不調を覚えている時であったが別府で会うことを約束した 彼女とはもう30年ぶり以来の再会となる その妹とも食事をしたりお茶に行ったりドライブやキャンプに行ったりしていた 姉妹は一つ違いでとても仲が良くいつも一緒だった そうして妹も自分を家族のようにしてくれた

兎に角、積極的に行動する人だった 日本語も堪能でフランス国費で日本にも仕事で来ていた 遠い昔の夏、二人で三浦半島をドライブしていた時だった(その時姉は用事で来れなかった)油壺の停泊港に至る湾曲している水道(100mくらいの幅)の岸で二人で佇んでいた時、彼女が突然泳いで対岸へ渡ろうと言い出した 彼女はちゃっかり水着を持参していたが、こちらは水着を持ってきてなかったので最初は嫌だと言った

その日に限って身に着けていたのはブカブカのブリーフだった 彼女は構わないから行こうと言い出して聞かない 「よし 行こう」と決めた 潮流が少し心配だったが海に入ってみると持っていかれるような潮流は感じなかった

対岸に泳ぎ着いて二人が岩場に登った時のことが書きたいので今これを書いている 水に濡れたブカブカのブリーフ姿を自分の目でみると如何にも貧相な姿である 漂流難民のような姿をしているのである 俺は自身のその情けない姿を気に掛けていたが彼女は一向に気にしている素ぶりを見せないし笑い出しもしなかった 本当はそのように振る舞っていただけかもしれない その時に覚えた羞恥は今でも時々思い出す

別府の丘の上にあるレストランで30年ぶりに会いbise(フランス式親しい挨拶)を交わし、予約していたレストランで昼飯を食った 懐石料理の様なものだった 小さな部屋というより仕切りのある部屋で懐石料理が並ぶにはテーブルが小さかった 

30年間に過ぎたお互いのことを話し合った 息子さんはアントワーヌ君という名前で25歳 医学を学びこれからインターンを経て本格的な医者へのスタートだとのこと(実は弟も医学専攻) 彼と話す時だけ英語が必要だった 食事をしている時の彼女の指には大きなダイヤモンドが光っていた ピアスにもそれと同じ光が放たれていた

食事をした後、湯布院へ行こうということになり、途中にある由布岳の麓の草原へ立ち寄った 今はセンブリという薬草の花の時期はもう過ぎていて一面に草もみじになっていてとても綺麗だった 由布岳の手前にある小さな山、あの地方独特の草一面の小高い山がある 彼女とアントワーヌ君は翌日の早朝に再びそこを訪れ、その山の頂上まで登ったとのこと

その後に湯布院へ行き 金鱗湖の周辺を散策したり温泉の源泉を見学して温泉卵を買ったりしてきた 皆で宿泊して週末を一緒に過ごそうと彼女から提案があったが冒頭の生憎の体の不調もあり固辞せざるを得なかったのが残念である 彼女たち親子は九州旅行を終えた後、残りの家族3人を迎えに行くために再び関空へ戻りその後、家族全員で京都を巡り関東方面へと廻り年末まで滞在するとのこと

良い思い出が一つ増えた


2024年10月13日日曜日

Old friends

 この曲を耳にしたのはオレが10代後半だったと記憶している だとするとPaul Simonは20代そこそこで書いたことになる 改めて聞いてみると名曲でよくその若さでこのような詩が書けるものだと感心する

Old friends, Old friends
Sat on their park bench Like bookends.
A newspaper blown through the grass
Falls on the round toes
Of the high shoes Of the old friends.

古くからの友 古い友
公園のベンチで彼らはブックエンドのように寄り添い腰を下ろしている
芝生の向こうから舞ってきた新聞紙が
友のハイシューズの丸るいつま先に落ちた 

Old friends, Winter companions The old men
Lost in their overcoats, Waiting for the sunset.
The sounds of the city, Sifting through trees,
Settle like dust On the shoulders Of the old friends.

古くからの友 冬の仲間(木枯し) 年老いた男
身をオーバーコートに包み心は彷徨い ただ日暮が訪れるのをそこで待つ
街の喧騒が森を通して聞こえてくる
その音は塵のように友の肩に積もる

Can you imagine us Years from today,
Sharing a park bench quietly?
How terribly strange To be seventy.

我々は今から遠い先に訪れるであろう
公園のベンチで一緒に過ごす静かなひと時を想像できるだろうか
ひどく奇妙なことに思える
70歳になった自分達がいるそこでのひと時を

Old friends,
Memory brushes the same years
Silently sharing the same fears

古くからの友
記憶に残る思い出はそれらに費やした月日を消し去り
今ではその思い出と共に同じ不安を静かに共有する

2024年10月10日木曜日

秋シーズン


 平日にも拘らずデータ採取に行ってきた

今日は久しぶりに天気が良く、波もそんなには荒れていない そして黒潮からの支流が北東方向からの当て潮になる予報だったので家にいながら気持ちが膨らんでしまったので出かけることにした 当て潮だからベイトも岸に押し寄せられていると想像した

最近になって偶然に見つけたポイントに先ずは行ってみた ここは波が高くても比較的に安全に釣りができる場所だ そこへ着くとヒラスズキが何かを捕食するボイルが最初に見えた おそらくマイクロベイトのいつものパターンでボイル姿は見えるがルアーを投げても釣れないやつだろ・・と最初は思っていた 

しかし今日は秘密兵器を持参していた 最近Amazonで買ったルアーだ マイクロベイトパターンに有効だとのキャッチコピーに思わず飛びついてしまった ヒラスズキより先にオレの方がそのルアーに飛びついてしまった Amazonの方がオレより釣りの腕が一枚上のようだ

ヒラスズキが飛び跳ねるのを見ながら早る気持ちを抑え、そのルアーを試してみる前に手持ちのルアーを何度が試してみたがやはりいつもと同じだ 何の反応もない そしていよいよ秘密兵器の出番となる

結果はすこぶる反応が良かった 釣り上げたのは1.5kgと1.1kgの2尾だ 他に同様サイズの1尾を掛けたが途中の高波のトップでフックアウトしてバレてしまった 何匹かのリリースサイズも含めると今日は楽しい釣果結果となった

今週末に近くにいる仲間だけで飲み会があるので釣ったヒラスズキを持って行って一緒に食べようと思っている

北東からの当て潮 0.3kt

潮汐とヒット時間 135cm~150cm  10:00くらい 波1.8m

ベイトは特に確認できなかった


2024年9月29日日曜日

データ

昨日データを書き込むのを忘れた

今日も釣りに行ってきたが昨日とほとんど同じデータと見て良い

今日は11時くらいから釣りを始めて弁当タイムを挟み、2時前には終了した 昨日もそうだが今日も波が高く、潮がある程度満ちてくると磯場には立てない 波のパワーがある

今日の釣果はギンガメアジ(エバ)1尾のみ ヒラスズキは一度ヒットしたがすぐにフックアウトした 今日の特徴としては春と同じ現象を確認することができたことだ 少し沖の波が砕け散る隠れ根でヒラスズキが何かを捕食している 時々飛び跳ねているのが見える しかしそこへルアーを投げても全く反応しない 反応しないのも春と同じ現象だ

釣り上げて家に持ち帰ったエバを捌き胃袋の中を見たら1cmか2cmくらいのマイクロベイトが入っていた 釣り上げた場所が同じなのでおそらくヒラスズキの捕食対象も同じだろう 持っているルアーを全て試してみたがその現象が起きている場所では全く反応がなかった

その後、そこから200mほど移動した場所で上述のヒットが一度きりあったがそれでお終いだった 潮が満ちて波が足元まで押し寄せてくるし風も強くなり雨もパラパラと降り出したので終了することにした

魚が釣れる条件をあれこれとデータを蓄積しながら共通点を模索しているのだが今のところ皆目見当がつかない 秋に入って反応してきているのは季節性、シーズン到来ということだろうか 海の中の潮廻り等の条件より、種の保存サイクル(その魚の産卵行程に関係する一年のサイクル)の方が優先するのだろうか

干潮60cm 満潮190cm 海流0.1~0.2kt 廻り潮で北東からの当たり潮

ヒット時 11:30と13:00   潮位80cm~100cm

北東の風7~8m


 


2024年9月28日土曜日

大山鳴動鼠1匹

 今日の海の条件は良くなかったがここしばらく波が高く雨模様も続いたせいでどうしても今週末は釣りに行きたかった 先日のリベンジもある

というのも先日の釣りでヒラスズキ大型を取り込み中に磯の波打ち寄せを利用して目前の岩の上まで上げたのだが最後はフックアウトさせ海に落としてしまった 魚が大きくて持ち上げられなく、使っているリーダーも細目で無理ができないので躊躇している間に針が外れてしまった その悔しさもあって今日はできればそのリベンジも果たしたかった

しかし一方では今日の海は条件が良くないのでおそらく釣れないだろうと思っていたが、思いの外ヒット数は4回もあった 意に反して今日は調子がいいぞと思ってきた ヒットのうちの3回は魚をフッキングした だけど1回目はすぐにフックアウトしてバレてしまい、2回目はしばらくやり取りしている最中にこれは大丈夫だ取り込めると思った矢先にラインブレイクしてしまった ルアーの結び目から切られていた 手応えから型もそこそこだったがルアーと共に持って行かれてしまった おそらくラインに傷がついていたのだろう チェックを怠った代償なので仕方がないと諦めることにする

結果として今日は予想に反して面白い釣り内容になった 途中で期待も膨らんだが終わってみると釣果は小さいヒラスズキ1尾だけだった 型はリリースサイズだったが傷をつけてしまったので持ち帰って天丼にして食べることにした


2024年9月15日日曜日

ヒラスズキの冷燻

先日釣ったヒラスズキの半身を使って冷燻を造った

約20分間燻した 写真では燻色が出ていないがちゃんとキツネ色は付いている

温度は測っていないがチャンバーの中で60度くらいじゃなかったかと思う

スモークサーモンのようにして食べようと思っている 酒の肴とかオープンサンドとか

搾るのはレモンではなくカボス


 

2024年9月12日木曜日

データ採取


 今日は平日にも拘らず釣りに行って来た

黒潮本流が10km近くの沖合まで接岸している ただ釣り場では当ってくる方向の潮の流れではなく、磯から沖合へと流れる方向だった 速度は磯場近くで1kt近くある こういう機会は滅多にないのでどうしても気になり昼から行ってみることにした 釣れなくてもデータ採取ができる

釣果はヒラスズキ1.8kg 54cmと赤ちゃんヒラスズキ(リリース)の2尾 足元2mの目前で食って来た 体高のある良い型だ ヒットして来たのはもうほとんど水際近くで50cmほどの水深だ 最後の最後までルアーを通してみたら食ってきた 食った瞬間を目の前で目撃できた

今日は黒潮本流が最接近しているので潮色は良いだろうと予め予測していたが現場についてみるとそうでもない、若干の濁り潮だ 理由を推測をすると本流からの支流が岸へ当たる潮ではなく岸から沖合へと流れる潮のせいで本流の綺麗な海水と磯場付近の海水とが入れ替わり難い流れになっていたのだろうか しかし岸近くでのマイクロベイトは確認できた

下り潮1時間 150cm 午後3時

南西からのoff shore 0.9kt

ルアー モアザンソルトペンシル



2024年9月10日火曜日

エバの刺身 インプレッション

 エバの刺身を初めて食った

上品だが少し淡白な印象だ 魚としてはブリ、カンパチ、シマアジ系だけど一番近い味はヒラマサだ

刺身より気に入ったのは 切り身+みじん切り玉ねぎ+アボカド+カボス搾り+醤油で和えたのが旨い

この料理はどの魚を使っても合うと思う カルパッチョはあまり好みではないがこれは好きだ

ご飯の時には刺身のようにメインではなく小鉢扱いになるだろう 少なくともワインなど酒の肴には良いアラカルトになる

2024年9月8日日曜日

オイルサーディン


 好きな愛知県水揚げのマイワシが店頭にあったので買って来た

早速オイルサーディンを拵えた


・パンの上にサーディンとみじん切り玉ねぎとを絡めカボスをかけて載せる

・パスタに絡める

・サーディン + ネギ + 醤油を炒め ご飯の上に載せたオイルサーディン丼


などなどとても重宝する食材だ

2024年9月7日土曜日

ギンガメアジ(エバ)


 今日の海流条件は然程良くはなかったが日中の暑さも幾分緩和されてきたし天気も良かったしで釣りに出かけることにした 頭の中では釣れない確率90%だったけど釣れなきゃ釣れないで磯でのんびり昼飯を食べようと手作り弁当も持参した

釣り場に着くと誰もいない いつもは大概は他に2人か3人は見かけるが今日は誰もいない 夏場は釣れないと思って来ていないのだろう

ところが上の写真のエバが釣れたのだ これだけの型があれば充分だ 引きが強くやり取りも面白かった 続け様に2尾連続だった おそらくたまたま回遊していたのが偶然に釣れたのだろう

お弁当タイム前に釣れたのでそれらを近場の海中に活かして泳いでいるのを見ながら食べる弁当は気分が良かった

今日もまたまた海亀とニアミス ラインが絡まれたりすると厄介なので毎回ヒヤヒヤものだ

北東からの廻り潮 on shore 0.1kt

下潮140cm  11:30 am


2024年8月25日日曜日

パブロフの犬

 釣りに行くと釣れる日と釣れない日がある 当然だ

そこに何の違いがあるのかがわからないから苦労する

陸上の生物は常に腹を空かしている状態でところ構わずに食い物を漁っている 同様に魚もそうなんだろうか 例えば海中に潜っている時によく見かけるブダイの仲間は陸上生物と同様に四六時中、岩に付着している何かを啄んでいる 海苔であったり貝類であったり しかし回遊性の魚などはそうでもない 魚の種類によっては活性度がキーワードになったりする場合がある 

では活性度とは何か 回遊性の魚などはベイトの塊がいる場所では比較的に活性が高くなり 潮流と相まってベイトを見ただけで本能的に涎が出て、時には狂ったように捕食の乱舞が始まったりする これが「なぶら」と呼ばれる現象だ 活性度が極度に高揚している状態だ

潮が動くと魚が動くという話を良く聞く 潮色が悪いと魚も動かないとも聞く 赤潮 青潮などの環境下では魚の食欲はおろか生存までが危ぶまれる このように魚の生態は海中環境に大きく左右されている

仮説を立てて見た 魚の種類によっては腹の空き具合に関わらず海面下の環境がある状態になってくるとパブロフの犬のように反射的に涎が出てくる状態になるのではないか、そうではない場合だと捕食対象が目の前にいても見向きもしなくなるのではないかと 必要条件が整えば魚の活性がいきなり高くなり手当たり次第に捕食してくる 魚たちをそのようにさせる条件が整うと途端にスイッチが入る仕組みが本能的に魚に組み込まれているのではないだろうか

ではそのスイッチは何によって働くのか それがわからない ただ潮流が大きく関係していることは間違いなさそうだ それに水温の影響も大きい それらを軸に幾つかの条件が重なった時にスイッチが入ると言った具合だ

例えば

1.潮流が大きく動いてくる

2.それによって潮色が良くなり、プランクトンも運ばれる

3.そのプランクトンに小魚などのベイトも集まってくる

4.ベイトを捕食する大型魚の時間的な環境要素

などの必要条件が揃えば魚たちは反射的に捕食体勢に入ってくると言った仕組みだ

これからの釣行ではそのスイッチが入る仕組みを探るために先ずは潮流を軸に加算されるべき条件が何であるのかを意識しながら釣りを続けて行くことで何らかのヒントを得るための模索をして行こう

今日は日中の時間帯に潮流が動きそうだったので行って見たが結果はダメだった 潮が効いていたので潮色は良かったが水温が高かったせいかベイトが見られなかった しかし水温が同じでも若し朝まずめの時間帯に潮が動いてくれていれば状況は違っていたのもしれない

2024年7月21日日曜日

ヒラスズキはオフシーズンではない

 先日、釣り帰りの堤防上からヒラスズキの狩の習性を目撃した時に思い浮かべたことがあった ベイトが集まる湾土の浅瀬エリアまで満ち潮が押し寄せた状態でしかも太陽が沈みかけた時間帯、できれば夜間帯ではヒラスズキは釣れる可能性があるとその時に考えた

しかし暗い時間帯に磯には立ちたくない 堤防ならまだしも暗い磯に立つのは嫌だ 波が見えないからだ 昨日は土曜日であるので早起きをして7時頃に磯に立ってみた ベイトをイメージして同サイズのワームを使った 浅瀬なので根掛かり対策としてワームをオフセットフックに刺して使ってみた

2投か3投目に食ってきた 型は1kg弱の小型だ 久しぶりにヒラスズキの顔を見た そしてそのことをもう一度確かめるように今日もまた同じところへもう少し早い時間帯に行ってみた やはりヒットして来た だけど残念なことにそれはエラ洗いをされて釣り上げることはできなかった

真夏は食いが渋いと言われているが全く釣れないわけではないことがこれでわかった この時期は長時間の紫外線を浴びると体が疲れるので10時半くらいに釣りを切り上げて帰ってきた

陽が高くなるとヒラスズキは望めないので10時半までの2時間余りを根魚狙いに切り替えてカサゴ5.6匹を釣ったがそのうちの2匹だけを持ち帰った


2024年7月19日金曜日

ムクゼ=イガイのようなもの

 イガイとムール貝の区別ははっきりとはわからないが地元の地磯に張り付いているムクゼと呼ばれるものはイガイでもムール貝でもない それに似てはいる しかしそれに比べると少しだけ小型で中身もムール貝のように黄色味をおびていない

釣りに行った時に良いのがあると時々は少量だけ持ち帰ったりする 私の田舎では主に味噌汁にしていただく とても旨い その他にはそのまま茹でて酒の肴にする その時は貝塚ができるほど食べる

ムクゼはパスタには向かない 何度か試してみたがどうもしっくりこない そこでカサゴでアクアパッツァを造った時にアサリの代わりにムクゼを入れてみた 悪くはない バターとの相性も良い(本場のアクアパッツアはバターは入れずに岩塩、魚とその出汁、トマト、貝類の料理と教わったことがある)

ずっと昔 ロンドンから来ていた友人と二人で渋谷にあるベルギー料理のお店に立ち寄ったことがある そこでベルギービールを飲みながら友人が注文したのがムール貝をバターとで蒸したものが出たきた どうもベルギー料理らしい テーブルに出てきた時にムクゼだと思った 話が逸れるがその友人から先日、家族と一緒にバカンスでロンドンから長野県の白馬周辺に来ていて10日間ほどの滞在中だと連絡をしてきてくれた 登山を兼ねて会いに行きたがったが山の天気がそれを許してくれなかった

話を元に戻す

そういうことでバターとムクゼとは相性が良いことを知っていた 生活圏内のマーケットストアではアサリを置いてあるお店がない 置いてはいてもオリジナル産地が疑わしいものばかりだ そういうこともありアサリは私のメニューから外れてから久しい

しかしアクアパッツァにはやはり二枚貝があったほうがいい ムクゼはその代用になりそうだ

2024年7月17日水曜日

伊勢海老

 昨日は伊勢海老を釣った

ヒラスズキが釣れないのでチヌか根魚かを念頭に釣り出かけた この時期はカサゴでも釣れると面白い

結局 カサゴが5尾釣れたのだが、その途中に型の良い伊勢海老が釣れてしまった

カサゴを釣っていると何かが掛かった かなり重いのだがグイグイと引っ張ってくる生物反応がない これはカサゴではないと思った 海藻か或いはタコだろうと思ってリールを巻き取るとなんと伊勢海老が上がってきたのだ でも嬉しくともなんともない 持ち帰れないからだ

2年ほど前に同じ堤防で釣りをした帰りに堤防の下を見るとケーソン(豆腐のような形をしたコンクリート基礎)の上部まで潮が引いていてその付近にラインの絡まったのが見えた

下に降りて根掛かりラインを外そうとした瞬間、底の方でグッグッと何かが引く生物反応がある 手繰り寄せ上げてみると伊勢海老だった 型は中くらいだ 釣り針を外してやってその場でリリースした

その直後 堤防を再び歩いて帰ろうをしていたら前から3、4人の男等がこちらへ向かって堤防の上を歩いてくる 狭い幅でのすれ違いに声をかけてきた 釣った魚を入れてあった網の中を腰を屈めながらに見て「カサゴですか」と尋ねてきた 彼らは海上保安庁の職員だった 見回りのようだった

もし、先ほどの拾った伊勢海老だったにせよ網に入れて持ち帰っていたらその場で逮捕され罰金を喰らっていたなと堤防の上を歩きながら思った

今回のも前提として持ち帰るつもりがないので型の良い伊勢海老だったが厄介者のようにリリースしてきた

2024年7月5日金曜日

カサゴ煎餅

カサゴの唐揚げレシピはたくさんある

その中での多くは丸ごとのカサゴの上から背骨が露出するように包丁を入れるとある しかし私としては身の部分もカサゴの身として味わいたいのである 頭や骨や鰭部分のみを煎餅みたいにパリパリに仕上げたいのであって身の部分までを煎餅にしたくはないのである

そこで妥協点の下拵え方法としてカサゴを腹開きにしてそのまま兜割にして真開き状態にした 背骨も身から浮くように包丁を入れた そして頭の硬い部分は更に出刃で細かく砕いた これで揚げる時間を短縮できるはずである そして身の部分もおいしくいただけるはずである

昨日は10匹くらい釣った中で半分くらいは小さいのでリリースした しかし持ち帰った中でも小さいのはいた それを唐揚げにするとリリースしたのを後悔するくらいの存在価値があった。

2024年7月4日木曜日

小さな発見

 2、3日天気が続いたので釣りに出かけた

このところ連日の長雨で外に出る気もしなかった日々が10日ほど続いたので、カビが生えそうな気分を払拭するために釣りに出かけた 梅雨中とは言え、晴れると海はもう夏だ

ヒラスズキは相変わらず釣れないので根魚を試してみようとそれ用のジグも拵えていた

テキサスリグという根魚用の仕掛けがあるのでそれを作り試してみたらカサゴが食ってくる 面白い 小さいのはリリースして大きいのだけ持ち帰る

今日は小ぶりを含めてカサゴ5尾くらい釣ったあと、西陽が傾く堤防の上を帰路に向かって歩いた

堤防下を歩きながら見ていると満潮が押し寄せる潮の中をキビナゴかトウゴロイワシかのような小さいベイトの塊が泳いでいた 「あっ ベイトがいる」と立ち止まり見ていると堤防の陰から5.6匹のヒラスズキが私の影に気づいて沖へと逃げて行った

1mにも満たない上潮の浅瀬の堤防陰でベイトを狙って暗いところに隠れていたのだ 偶然にしろ、彼らのベイトを狙う狩の習性を垣間見たような気がした

話は変わるがそれにしても海亀が多い 産卵シーズンのせいか 今日もニアミスを起こした ルアーを投げた直後にその近くで頭を上げてくる でっかい奴だった 海亀とは日に3回くらいは遭遇する

2024年6月17日月曜日

海亀

昨日は海亀を釣った

正確に言うと釣り糸が通っているところに海亀が横切り、ラインが前ビレに絡んでしまった

そんなに大きくはないが60cm~70cmだったろうか

10分くらいやり取りをしてなんとか磯部に上げて絡んだラインを外してやろうと試みた

磯部から1mほどのところまで近づいてきたのでこちらも場所移動してランディングに取り掛かろうとした瞬間に沖へ向かって泳ぎ出した その時にラインが岩に擦れ切れてしまった

こちらは助けてやるつもりだったのに相手は食われると思って必死だったのだろう

ルアーは刺さっていなかったので絡んだラインが泳いでいるうちにルアーの重みでなんとかスルリと解けてくれればいいのだが。


2024年6月2日日曜日

岩見の鯖寿司

 

毎週末には釣りに行っているが釣れない日が続いている

普段はルアーが足元に近づいた時には小魚(ベイト)が逃げ惑うのが見えるが最近はそれが見えない

ヒラスズキはそれらベイトを狙いサラシに身を隠し捕食する そのベイトがいない

早く出かけてもどうせ釣れないので今日は久しぶりに青島駅前にある岩見で早めの昼飯を食ってから釣り場に出かようと思った

岩見へ行くとたぬきうどんと魚寿司とをよく注文する 魚寿司は鯖寿司だ 久しぶりに食べたが旨かった 以前の鯖寿司とは少し趣が違う気がした グレードアップした印象だ 鯖とシャリが同じサイズの四角に切り取られたどちらかといえば関西風押し寿司タイプだが鯖の〆加減やシャリが若干やわらかめでふわりとした食感が良い 五貫が並んでいて見た目もオシャレだ 手打ちうどんは注文を受けてから茹で始めるので運ばれるまでに20分ほどはかかる 開店の11時で店はもう満席状態だ 良い昼飯だった

しばらくルアーを投げ続けたがアタリは今日もない ふと満ち潮の足元を見ると酒の肴が出てきている 10分くらいの間拾っただろうか こんなに採れた これでハイボールのつまみができた

そうそう海老掬い用の玉網を買って先日の大潮干潮の時に釣りの合間に潮溜まりで海老掬いをした 透明な体に縞模様の筋が入った小エビが沢山採れた 大小様々だ そして海老だけの天麩羅 小さい頃には自分で掬ったのをよく母に造ってもらった これが食べたくて玉網を買った 今食べても旨い そして海老掬いは今やっても楽しい 春 初夏の頃だったと思う


2024年4月13日土曜日

ハクパターン

 

ハク(ボラの稚魚)パターンと言われるものなのかどうかはわからない

隠れ根の付近でヒラスズキが何かを捕食ボイルしているのが2週間に渡って時々見ることができた この現象はヒラスズキがどの場所にいるかを教えてくれるのでありがたい 広範囲な磯の中でどの辺りに棲息しているかを教えてくれるのだ

しかしそこへルアーを投げても何の反応もない ハクパターンは難しいと言われているが今日は何とか釣ることができた 

持ち帰ったヒラスズキを捌いて胃袋の中を見てみた 確かに1cmくらいのイワシのようなものが入っていた ハクなのかどうかはわからない

今日は3尾を釣ることができたが1尾は小さかったのでリリースした

小さいと言っても写真の2尾も決して大きくはない 各々1kgとそれ未満だ

今日はいつもの場所と違う釣り場に行ってきた 

波は高かったが潮がかなり引いていたので磯遊びの人々も散見された 4月だね


2024年3月9日土曜日

帰ってきたのかな? ヒラスズキ

 

先週に続いて今週もヒラスズキをねらいに行った

先週はコトリとも反応がなかったが今週はこの一尾だけがヒットしてきた

大きさは1kgくらいの小型だが久しぶりにヒラスズキの感触を得た

産卵シーズンもそろそろ終わり深場から再び磯場へ帰って来る時期である

1月と2月はカマス釣りで楽しませてもらった おそらく60匹は釣ったと思う

だけどやはりヒラスズキとのやりとりが面白い

そして釣行合間に日南海岸での景色を見ながら食べる弁当の時間も良い

その時間はオレがヒラスズキを狙っているように上空ではいつも鳶が弁当を狙ってやがる

2024年2月4日日曜日

カマス

 最近はカマス釣りに嵌ってしまった

場所はフェリー乗り場近くの漁港で、防寒着以外は何の装備もいらない釣り場環境だ

1月、2月はヒラスズキの産卵時期で磯場にいる数が極端に少ないらしいので、ヒラスズキ釣りは春まで待つことにしてその間はカマス釣りをしていようと思う 

釣った魚は持ち帰り調理する 干物も良いが特にフライにすると旨いと思う そしてまたオフにあれこれと実践方法を考えたり、工夫したりして自分流の仕掛けを試してみたりするのも楽しい

ここんとこの朝飯は自家製パンにカマスフライと玉ねぎとを挟んだフィッシュバーガーが続いている



2024年1月6日土曜日

初漁


 ヒラスズキ 1.7kg

釣り上げた時はこれまでの記録更新かと思ったほどだったがそうではなかった

今日の海辺での滞在時間帯は満潮潮位を頂点としてその2割減(150cm)くらいの潮位でずっと推移していた

そのために普段歩いて行ける釣り場には水位が高くて渡れない そして波も高い

天気は良いし暖かい 釣れなくても良い こんな日はのんびり海辺にいる時間を楽しもうと釣果は諦めていた

弁当を食べた後はキャスティングの練習でもしようと考えていた

キャスティングというのは狙った箇所にピンポイントでルアーを落とし込むことだ

風、波、流れのある状態でルアーを落とし込むポイントを外してしまったり、糸ふけ処理を誤ったりするとルアーを紛失してしまう確率が高くなり、最悪事態はルアー損失で1日気分が悪くなったりしてしまう

そのようなことがあるので釣れない日はスキルアップを図ろうと考える 釣れなくてもそういうことをやりながら海辺で過ごす時間も楽しい

そうこうして時間を過ごしているうちに最後の最後でこのヒラスズキが来てくれた

初漁の恵みに感謝

POPOPEN 95F