2011年4月23日土曜日

小さな光を見た気がする

最近起きた大災害、原発大事故、政府の対応、虚偽、隠蔽と嫌な事が続いた。これらの事柄を通して現在の私たちが住む世の中を構成している仕組み、真実、或いは利害関係による誘導などの事実がこれほどまで表面化されたことはこれまでにはなかったように思う。


報道、特に既成メディアから発せられる報道は、その内容が持つバックグラウンドに関与する因果が作用していると感じる事が多く、聞くに堪えない。私達の国は、いつの間にこのようになってしまったのだろうかと、驚いたり、嘆いたりしております。


しかし、そのような中で僅かな数の専門家の皆様が、ご自分の信念を貫き、これまでに研究を重ねて得た真実を語ろうとインターネットを通じてそのお考えを勇気を持って発信し続けてくれていることは本当に救われる思いがします。


さて、表題の「小さな光」のこと。二つあります。一つはエネルギー問題です。ソフトバンクの孫社長が自然エネルギー構想を打ち出しました。そのための基金も創設したそうです。ソフトバンク自体がその事業に直接に取り組むかはどうかは今のところ未定だそうです。


孫さんは、これまでに私達が聞かされてきた原子力発電の必要性とか発電コストとかは、所謂プロパガンダであった事を指摘しています。今回、彼はもっと安全で地球にやさしく、コストの掛からない自然エネルギーを実用化するための具体的なスタートを切ったと宣言しました。


もう一つは報道に関する事です。主にフリーランスでジャーナリストをしている人達の間で「自由報道協定」というのを立ち上げました。彼らの報道媒体は恐らく当初はUSTREAMをメインにするのではないかと想像しています。この自由報道協定を孫さんも応援するそうです。


今回の事故のような重大な事が起きた場合、私達は真実の報道を期待します。にも拘らず、発信者は何かに寄り掛かったような報道が多かった。中立で自由な報道を謳う機関がこのような事をしてしまうと、今後はもう疑いの目で見る事しかできなくなってしまいます。


私はこれらの新しいムーブメントを戦後経済の第三番目の動きに成り得ると見ています。第一は高度成長時代であり、第二にIT革命、そして第三目に本当の意味でのエネルギー革命。これは原子力を否定する所から始まり、関係する既成悪を外へ追いやりながら、日本で情報革命を成功させた人々が担い手となり、世界中の科学の英知と財力を結集して行おうとしていることに、私は期待感を持たずにいられません。

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