2011年4月14日木曜日

福島原発1号機

格納容器の設計圧力は4気圧です。
その2倍の8気圧以上が少なくとも1週間は続いている。
4月15日時点で9.65気圧だ。


これが爆発するなんてことが決して起きないことを願う。
とても現実の世界とは思えない。http://atmc.jp/plant/vessel/?n=1



2011年4月11日月曜日

期待とリスクと平和ボケ

明けない夜はないというが、反対に言えば暮れない昼もないということだ。
今、我々の住む日本は以前の日本人が持っていた意識だけでは生きられる世界ではなくなってきている。


平和ボケという言葉で言うと例えば選挙の時、より良き将来に向けて国民を導いてくれるリーダーを選ぶのに知名度だけで選んだりする人がいる。何の功績でその知名度が上がっているのかはあまり考えない。


リスクで言うと例えば私も含めて、今回の原発事故で原子炉が造られてきた実行委員会が歩んできた経緯、内容を後で聞いて大変驚いたり、呆れたりしてしまう。多くの人命に関わる事なのに何でこんな事が行われていたのかと。


何かを期待する時には、我々は性善説でものを考えてしまいがちだから大概にして悪い方へは考えない。特にお上のなさる事に関しては間違いはないだろうと信じてしまうのも仕方のないことなのかもしれない。しかし最近の報道はその事が裏切り続けられていることを物語る。


個人的にはある意味で平和ぼけのような呑気な国民性が好きである。人の良さを表しているとも言える。許せないのはその国民性を利用して法律に抵触しない様に益出しを考えている輩が社会の中枢にいるという事だ。どうしてそうなってしまったのか。


幕末の時、日本を訪れた欧米人は当時の日本人の貧困層に至る人々までもが持つその国民性、他の国にはない特異性に一同が驚いたそうだ。今回、東北で被災された人々の振る舞いが世界に絶賛された様に。


幕末の欧米人はそれまで他の国にしてきた様に列強の「ものさし」で掻き回す事で日本民族が持つ、この貴重な民度を台無しにしてよいものかを随分と逡巡した人がいたそうである。しかし大戦後には、実際その懸念が現実のものとなった。日本人は米国の尺度で掻き回されてしまった。


最早、性善説でものを考えたり、政治リーダーを決める上で関係のない知名度で判断したりすることで暮らし易い将来が訪れると思うのは現在の日本では幻想であろう。


東北関東大地震は天災であったが、原発事故は完全に人災によるものだと考える。その理由を原子炉事業に関与してきた複数の学者がその実情を披露している。


少なからず米国に感染してしまい日本社会が出来上がってしまっている。悲しい事であると思う。これからは古き日本人の良さも保持しながら同時に疑いの目を持つ・・・というより、もう一歩先を読む努力しなければならないのだろう。


(マクドナルドで膝の上に自分でコーヒーをこぼしておいて、賠償金が取れる社会などはごめん蒙りたい。)

2011年4月9日土曜日

防護服を着て現地視察


Mr Kaieda has responsibility for all of Japan's nuclear power stations and is scheduled to visit on Saturday.
He is expected to don a full protective suit for a tour inside the plant to inspect the work to stop radiation leaking from the site.

海江田さんは今、原発に関する責任者だ。


この週末、現地視察するようだが、現場の惨事を見て回る事も大事であるが、本当の意味での問題点は事故現場にはない事を見逃さないでほしい。今回の福島原発事故は技術に問題があったのではない。技術を活かしきれなかったシステムにこそ問題があったと言える。


事故を招いた根源はこれまで原子力推進に関わってきた利権を持つ一部の人間たちがいろいろな意味で力を持ちすぎたことに依る人災であると考える。


大臣として指導すべきは技術の見直しだけではなく、むしろこれまで施設委員会の協議過程において、安全な原子炉を目指そうとしてきた慎重論者達の意見をことごとく排除してきたシステムこそが見直されるべきである事、そのシステムが今回の事故を惹き起こした原因であることに着目してほしい。

1号機から3号機の燃料棒露出

ここのところ、原子炉の燃料棒の露出度の公表を見ておりますが、上記3炉の燃料棒が1、5mから2、2mくらいは継続的に露出したままであるようです。所謂空焚きです。本来は冷却水によって全て満たされていなければなりません。露出度でいうとおよそ30%くらいです。しかも制御棒の70%は破損している状態との事です。


特に停止時の発熱量が著しく高いMox燃料を使用しているプルサーマル型の3号炉で2、2mであることが気になります。Mox燃料は中性子線を多く出しますのでウラン燃料と比べて人体に対しての危険度が格段に高いようです。しかし現在のところ、福島原発炉の中でも一番の異常値を示しているのは実は1号機です。


素人考えではあるが露出状態が継続しているという事は溶けているという事だと想像できます。また状況が悪化してきているので発熱量と冷却のバランスをとることも段々と難しくなってきていると思います。もし炉内で臨界が起きている状態で水蒸気爆発を起こしたりするとチェリノブイリ級の事故になりかねないと指摘する専門家もいます。


封じ込めが前提である圧力容器の底は溶けた燃料が溜まった状態で再臨界を起こしている可能性も高いという指摘もある。その懸念が当たっているとすると底部も何れ溶け出すだろう。建屋はご覧の通りであるが、圧力容器も格納容器も破損している可能性が高いといわれています。


そのような理由で常に放射能は大気中に漏れているだろうと想像できます。水の方は低レベル(実は一般的に指す低レベル数値の100倍から1000倍である)の汚染水だけで既に1万1500トンが海へ放流されているが、まだ終了した訳ではないようです。高濃度の汚染水の方はどのくらいの量が流出したかは誰もつかめていないそうです。





だいじょうぶかな

高濃度と思われるクロル38という放射線物質が検出されたそうだ。検出の場所は1号機のタービン建屋。


クロル38は塩素の一種で
↓
海水の塩分に中性子線が当ることで発生する
↓
中性子線が出ているという事実と
↓
発生しているクロル38が高濃度であるという理由から
↓
炉内で再臨界が起きていることが疑われる。
・・・・ということです。


おまけに複数の圧力容器は損傷している可能性が高いということです。

2011年4月8日金曜日

IAEAの記事の一部


1. Current Situation
Overall, the situation at the Fukushima Daiichi plant remains very serious although there are early signs of recovery in some functions such as electrical power and instrumentation.
これでは大事な事を隠蔽していると国民が騒いでいるのは無理のない事だ。

本日の1号機の放射能量

格納容器内の上部にあるドライウェルという箇所の放射能濃度が本日、異常な数値に跳ね上がっている。窒素注入と関係あるのかもしれないが、メータが振り切れるほどに跳ね上がっている。当然の事ながらこの後にベントが開かれるに違いないので大気中の放射能濃度の測定値には気をつけなければならない。


測定値を見て我々のような一般人、特に子供達が注意しなければならないのは年間に受ける放射能被爆総量を1ミリシーベルト以下に抑えなければならないと中部大学の武田先生が指摘されています。


計算の仕方は先生のブログに書かれておりますが、ここで簡単に言うと


発表される大気内中の1時間当りの数値 × 3−4倍(空気被爆、呼吸、飲料、食物等)を一年間当たりに換算した数値が1ミリシーベルトを超えない事。


政府は最初、許容値を100ミリシーベルトと言っていたがここにきて20ミリシーベルトに引き下げた。しかし20ミリシーベルトは国際放射線防護委員会が非常時にはこの数値まで我慢してくれと示したものであるので、特に子供に対して安全な許容値ではないことに注意。