2010年4月1日木曜日

カルロ・スカルパ

カルロ・スカルパ Carlo Scarpa.はイタリアの建築家。建築を志している人なら彼の名前を知らない人は恐らくいないでしょう。彼は1906年ヴェネチア生まれ、1978年に訪日中、仙台でなくなっています。生涯のうち、大半の仕事は古い建物のリノベーションに費やされています。創造的な修復を行い職人的・工芸的な建築家と言われています。右の写真はカステルヴェッキオ美術館で14世紀の古城を再生しています。場所はイタリア北東部ヴェネト州にあるヴェローナと言う町です。ロミオとジュリエットで有名なジュリエットの家から歩いていける距離にあります。



左のスケッチはヴェネチアからバスで一時間ほどの町にあるカルロ・スカルパ自身のオリジナル設計による最後の作品となったブリオン家の墓地にある建物郡の一画にある墓石です。彼自身の墓地もここに隣接しています。いくつかの建物が芝生の庭を囲み、それぞれを回廊でつないでいる。私たちが行った日は偶然にも彼の法事のセレモニーが行われていました。

庭に腰を下ろすと書籍で見ていた有名なシーンに接する事ができます。彼は日本の数奇屋建築に影響されていたと言われておりますが各所に独特のディテールを生み出しておりました。

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