巻雲の一種だろうか
しばらく梅雨のような天気が続いたが久しぶりに天気になった
五月晴れだ 柏餅を造ろう
散歩をしていたら雨上がりの雑木林の縁に倒れていた枯れ木に連なっていた 一つ採ってネットで調べてみたらきくらげに間違いないようだ きのこは詳しくないので念のために調べてみると見間違う可能性のある唯一の種はクロハナビラタケというのがある しかしそれは秋から冬に出るもので黒色をしている 今回採った上の写真は時期も違うし色も褐色であるので明らかに違う種のようだ 触感はプリンプリンしていて形も木耳と言われるように耳の形をしているし裏側は起毛に覆われている
クロハナビラタケ以外には見間違う種はないようなので大丈夫だと思う 以前からきのこには興味があったので一つずつ自分の目で確かめながら習得できればいいなと思っていた とにかく今日は少量だけ戴くことにする
時期は忘れたが小さい頃雑木林を歩いている時に木に連なっていた小さな黒いきのこをきくらげだと年長の人が教えてくれたが時期によってはそれがクロハナビラタケという毒キノコの可能性がある。
ただ黒きくらげ=荒毛きくらげという比較的大型(5cm~10cm)のタイプがあり、流通しているきくらげのほとんどはこの種だということらしい とにかく秋から冬で小型で黒色或いは黒紫色のものはパスした方が良いみたいだ。
あれから酷い失敗を2度ほどやってしまった
パン生地は生き物だ 温度管理ができる器具を使っている場合は知らないが生地を作った時の温度、各次発酵時の温度と時間のバランス 生地へのパンチの入れ方などなどが上手くいかないと良い生地はできない パン生地の出来栄えが仕上がりを決める
パン職人がいちいち温度計を使ってパンを造っている訳がない 肌でそれを感じているはずだ その意味で温度管理ができない器具を使っている場合はその分の肌感覚を覚えるチャンスが与えられる
四季折々気温も違う 水温も違う その対応を肌で感じなければならない 試行錯誤だ
しめ鯖は兄の手製をもらった 特大鯖でなかなかの出来栄えのしめ鯖だ 自分でもここまで旨いしめ鯖はこれまで造ったことがなかった 寒ぶりは水揚げされてから既に10日は経過している トロリとした食感になっていて最高に旨い
にぎり寿司はちらし丼とはまた違った趣がある
以前に住んでいた由布院では柏の木を其処彼処で見ることができたが私の田舎ではそれらを見かけることはなかった だから田舎では柏餅を包む葉はサルカケ(サルトリイバラ)の葉っぱを使う人が多い 上の写真がそうだ。
田舎の柏餅の作り方には問題が一つあった それは上新粉を捏ねた後、生地が生の状態でひとつずつ餅を成形し葉に包んでから蒸すことだ この方法だと食べるときに葉っぱが餅にしっかりくっ付いてしまっているので剥がすのにひと苦労する 剥がすうちに終いには餅皮が破れ中からあんこが出てきたりして散々な目に合ったりする おそらく今でもこの餅を食べる前にひと合戦してから食べている人が多いと思う 柏餅を食べているのか破れ饅頭を食べているのかわからなくなる。
正しくは先に軽く捏ねたのを12分ほど蒸し、熱いうちに捏ね直す(火傷するのでしゃもじを使う) その後ひとつずつあんこを入れ成形し葉っぱに包み出来上がりとなる 葉っぱに熱を通さないので快適に剥がすことができる。
上新粉は近くのお百姓さんがうるち米(おそらくヒノヒカリ?)を挽いたものだ 餅だけ食べてもとても旨い ういろうが地元名産の一つだからそのお陰かもしれない。
この出来上がりの写真を見て思うことは葉っぱの形状に合わせた餅の形状になっていないことだ 包む葉っぱを横目で見ながら成形した方がいいかな。