2021年3月19日金曜日

わかめ

海岸にワカメが漂着する季節だ。

漂着したワカメを浜で拾うことができないので店先に天然の茶色いワカメを茎がついたまま売っているのでそれを求めることにしている。それが最近のこの季節の恒例となっている。そういえば鎌倉由比ヶ浜でも拾っている地元の人がいた。いろんな昆布も混ざっているので地元の人じゃないと見分けがつかないかもしれない。

ワカメの味噌汁もうまい 酢の物もうまい 今回はワカメと一緒に魚屋で買った大きなメジナが雄で大きなお腹をしていた。中を見ると白子を持っていた。

ワカメの酢の物を作った時にその白子も加えた。白子のポン酢に天然ワカメを加えたと言った方が正しいかもしれない。

ただ気になったのは白子ではなくメジナ本体を食べる時に皮が硬くてプリプリとしていて食べていて違和感があったことだ。偶にではあるがこのようなことがある。姿が大きいせいか(2kgくらい)、はたまた雄で白子を孕んでいるこの時期特有なのかは原因不明である。

メジナを食べるときはこんな違和感を覚えることの方が稀だ。本来この魚は本当に美味しい魚だ。しかしこれから買ってきた残りの部分をどうやってこの違和感なしに食べられる料理方法を見つけだせるかそちらの方に意識が集中する。何れ硬い理由もその解決法もそのうちにわかる時がくるだろう。取り敢えず今晩はメジナの炊き込みご飯を造った。鯛めしならぬメジナめしだ。皮は取り除いていたので柔らかくて旨かった。

そう、ワカメがテーマである、メジナではない。ワカメの調理法を調べると大概書いてあるのは最初にお湯通しをするとある。でも実は生の方が断然うまい。これを書いていて、小さい頃の食卓で親父が天然ワカメを天日でカラカラに乾かしたものをご飯の上で手で小さく揉み砕いてフリカケにして食べていたのを思いだした。あの情景もこの季節のことだったんだ。


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