2024年7月21日日曜日

ヒラスズキはオフシーズンではない

 先日、釣り帰りの堤防上からヒラスズキの狩の習性を目撃した時に思い浮かべたことがあった ベイトが集まる湾土の浅瀬エリアまで満ち潮が押し寄せた状態でしかも太陽が沈みかけた時間帯、できれば夜間帯ではヒラスズキは釣れる可能性があるとその時に考えた

しかし暗い時間帯に磯には立ちたくない 堤防ならまだしも暗い磯に立つのは嫌だ 波が見えないからだ 昨日は土曜日であるので早起きをして7時頃に磯に立ってみた ベイトをイメージして同サイズのワームを使った 浅瀬なので根掛かり対策としてワームをオフセットフックに刺して使ってみた

2投か3投目に食ってきた 型は1kg弱の小型だ 久しぶりにヒラスズキの顔を見た そしてそのことをもう一度確かめるように今日もまた同じところへもう少し早い時間帯に行ってみた やはりヒットして来た だけど残念なことにそれはエラ洗いをされて釣り上げることはできなかった

真夏は食いが渋いと言われているが全く釣れないわけではないことがこれでわかった この時期は長時間の紫外線を浴びると体が疲れるので10時半くらいに釣りを切り上げて帰ってきた

陽が高くなるとヒラスズキは望めないので10時半までの2時間余りを根魚狙いに切り替えてカサゴ5.6匹を釣ったがそのうちの2匹だけを持ち帰った


2024年7月19日金曜日

ムクゼ=イガイのようなもの

 イガイとムール貝の区別ははっきりとはわからないが地元の地磯に張り付いているムクゼと呼ばれるものはイガイでもムール貝でもない それに似てはいる しかしそれに比べると少しだけ小型で中身もムール貝のように黄色味をおびていない

釣りに行った時に良いのがあると時々は少量だけ持ち帰ったりする 私の田舎では主に味噌汁にしていただく とても旨い その他にはそのまま茹でて酒の肴にする その時は貝塚ができるほど食べる

ムクゼはパスタには向かない 何度か試してみたがどうもしっくりこない そこでカサゴでアクアパッツァを造った時にアサリの代わりにムクゼを入れてみた 悪くはない バターとの相性も良い(本場のアクアパッツアはバターは入れずに岩塩、魚とその出汁、トマト、貝類の料理と教わったことがある)

ずっと昔 ロンドンから来ていた友人と二人で渋谷にあるベルギー料理のお店に立ち寄ったことがある そこでベルギービールを飲みながら友人が注文したのがムール貝をバターとで蒸したものが出たきた どうもベルギー料理らしい テーブルに出てきた時にムクゼだと思った 話が逸れるがその友人から先日、家族と一緒にバカンスでロンドンから長野県の白馬周辺に来ていて10日間ほどの滞在中だと連絡をしてきてくれた 登山を兼ねて会いに行きたがったが山の天気がそれを許してくれなかった

話を元に戻す

そういうことでバターとムクゼとは相性が良いことを知っていた 生活圏内のマーケットストアではアサリを置いてあるお店がない 置いてはいてもオリジナル産地が疑わしいものばかりだ そういうこともありアサリは私のメニューから外れてから久しい

しかしアクアパッツァにはやはり二枚貝があったほうがいい ムクゼはその代用になりそうだ

2024年7月17日水曜日

伊勢海老

 昨日は伊勢海老を釣った

ヒラスズキが釣れないのでチヌか根魚かを念頭に釣り出かけた この時期はカサゴでも釣れると面白い

結局 カサゴが5尾釣れたのだが、その途中に型の良い伊勢海老が釣れてしまった

カサゴを釣っていると何かが掛かった かなり重いのだがグイグイと引っ張ってくる生物反応がない これはカサゴではないと思った 海藻か或いはタコだろうと思ってリールを巻き取るとなんと伊勢海老が上がってきたのだ でも嬉しくともなんともない 持ち帰れないからだ

2年ほど前に同じ堤防で釣りをした帰りに堤防の下を見るとケーソン(豆腐のような形をしたコンクリート基礎)の上部まで潮が引いていてその付近にラインの絡まったのが見えた

下に降りて根掛かりラインを外そうとした瞬間、底の方でグッグッと何かが引く生物反応がある 手繰り寄せ上げてみると伊勢海老だった 型は中くらいだ 釣り針を外してやってその場でリリースした

その直後 堤防を再び歩いて帰ろうをしていたら前から3、4人の男等がこちらへ向かって堤防の上を歩いてくる 狭い幅でのすれ違いに声をかけてきた 釣った魚を入れてあった網の中を腰を屈めながらに見て「カサゴですか」と尋ねてきた 彼らは海上保安庁の職員だった 見回りのようだった

もし、先ほどの拾った伊勢海老だったにせよ網に入れて持ち帰っていたらその場で逮捕され罰金を喰らっていたなと堤防の上を歩きながら思った

今回のも前提として持ち帰るつもりがないので型の良い伊勢海老だったが厄介者のようにリリースしてきた

2024年7月5日金曜日

カサゴ煎餅

カサゴの唐揚げレシピはたくさんある

その中での多くは丸ごとのカサゴの上から背骨が露出するように包丁を入れるとある しかし私としては身の部分もカサゴの身として味わいたいのである 頭や骨や鰭部分のみを煎餅みたいにパリパリに仕上げたいのであって身の部分までを煎餅にしたくはないのである

そこで妥協点の下拵え方法としてカサゴを腹開きにしてそのまま兜割にして真開き状態にした 背骨も身から浮くように包丁を入れた そして頭の硬い部分は更に出刃で細かく砕いた これで揚げる時間を短縮できるはずである そして身の部分もおいしくいただけるはずである

昨日は10匹くらい釣った中で半分くらいは小さいのでリリースした しかし持ち帰った中でも小さいのはいた それを唐揚げにするとリリースしたのを後悔するくらいの存在価値があった。

2024年7月4日木曜日

小さな発見

 2、3日天気が続いたので釣りに出かけた

このところ連日の長雨で外に出る気もしなかった日々が10日ほど続いたので、カビが生えそうな気分を払拭するために釣りに出かけた 梅雨中とは言え、晴れると海はもう夏だ

ヒラスズキは相変わらず釣れないので根魚を試してみようとそれ用のジグも拵えていた

テキサスリグという根魚用の仕掛けがあるのでそれを作り試してみたらカサゴが食ってくる 面白い 小さいのはリリースして大きいのだけ持ち帰る

今日は小ぶりを含めてカサゴ5尾くらい釣ったあと、西陽が傾く堤防の上を帰路に向かって歩いた

堤防下を歩きながら見ていると満潮が押し寄せる潮の中をキビナゴかトウゴロイワシかのような小さいベイトの塊が泳いでいた 「あっ ベイトがいる」と立ち止まり見ていると堤防の陰から5.6匹のヒラスズキが私の影に気づいて沖へと逃げて行った

1mにも満たない上潮の浅瀬の堤防陰でベイトを狙って暗いところに隠れていたのだ 偶然にしろ、彼らのベイトを狙う狩の習性を垣間見たような気がした

話は変わるがそれにしても海亀が多い 産卵シーズンのせいか 今日もニアミスを起こした ルアーを投げた直後にその近くで頭を上げてくる でっかい奴だった 海亀とは日に3回くらいは遭遇する