2025年9月15日月曜日

狼と羊

 ある地域に住む狼はその地域に住む羊の数をコントロールしながら狩をする一方、羊の方はそこにある草原を残らず食んでしまう

リンゴと肉とでは原子のレベルでは物質的に同じものだという 原子の構造は原子核とその周りにグルグルと回っている電子とから成る リンゴと肉、両者の違いは原子核の構成数、その周辺を飛び回る電子の数とが違うだけなのである 

リンゴの原子核というものや肉の原子核というものが存在する訳ではない 全く同じものでありそれを構成する数が違うだけだということだ 例えばイメージしやすく言うと 酸素はOの数が2個であり、オゾンはOが3個のように同じOであっても数によって物質が違ってくるとイメージすれば分かりやすかもしれない このことは岩であっても植物であっても肉であっても全ての物質に共通だそうだ

原子核の構造は陽子と中性子とから成る 更に陽子を構成するのが量子と成っているという構成だ 実はもっと下にも層があるが量子で留めておきたい 科学のことは良くわからないが不思議な世界で面白い 今話題となっている量子のことを聞くとこれまで聞いてきた不思議な現象がそこに隠されているようにも聞こえてくるからだ

前回、イワシの群れ=絡合=量子もつれのことを書いた イワシは人間より絡合の緊密性が高いようである カンパチに襲撃されたイワシの群れはその後一瞬にして元の群れの形に戻る 個人的なイメージであるがそこに量子もつれによる力が作用しているに違いないと考えている

量子の作用をイメージしやすくするために稚拙な例え話で申し訳ないが小麦粉の話をしてみたい うどん パン お菓子などは全て同じ小麦粉で作られている食品だが見た目が違う(原子核の場合と同じ)もし小麦粉に変化を与える何かが生じた場合を想定すると、それらの小麦粉食品は全て同じような影響を受けて反応してしまうだろう(繰り返すが量子の伝わり方のイメージを分かりやすくするための例え話である)

人間の細胞も原子核レベルでは皆同じ物質である AさんとBさんとの違いはもっと上層レベルにある塩基配列=DNAで決まる 人間は同様に原子核もその下の陽子も更にその下の量子も全く同じもので構成されている 個々人の違いはDNAだけである 

そして人間には第六感や虫の知らせなどの不思議な現象が見られる もし人間がイワシのように絡合の緊密性をまだ残していれば第六感などというボヤけたネーミングではなく確実にその能力に見合った名称が付けられていただろう

人間にも時々は第六感や或いは距離を隔てた人間同士に直感的な思いつきや行動などを同時に起こさせる量子もつれによる現象を時々生じさせてくれる能力がまだ残っていると考えられる ミーム現象もその一つである

羊と草とでは遺伝子距離が遠く量子の緊密性も少し遠い存在なのかは知れないが狼と羊とでは同じ哺乳類であるので原子核や電子の数はほとんど同じでものと考えられ量子もつれを共有できる関係が緊密である可能性がある

狼は群れが生存できるために必要な羊の数を計算して調整している訳ではもちろんない 羊の群れの数と狼の群れの数との相対性を量子のもつれの力によって緊密性を持って伝えられているとイメージすると狼がどうして羊の数を調整しながら狩ができるのかを説明できるのではないだろうか これを狼の本能と呼ぶかもしれないがこの本能こそが実は量子もつれの働きに依るものと想像する

猿を霊長類と呼ぶようになったのはダーウィン以後かもしれないがそれよりも昔から人間は量子レベルで猿を人間と同類であると本能のどこかで感じとっていたんじゃないだろうか