春の磯の特徴は干潮時の広がりにある
普段は行けないところまで潮がひく そこは春の海藻で覆われていてまるで草紅葉のようである
しかしそこまで潮が引くと釣りをするには向かない そういう時は切り替えて貝を拾ったりする
土曜日に行った磯場では足元に牡蠣の大きなのが目に付いたので竿を置いて牡蠣スパゲティを連想しながらその牡蠣を10個程剥がしてきた
日南海岸の荒磯とは言え都市が近いのでノロウイルスの可能性があると思い熱を通すように調理した やはり数あるメニューでも牡蠣スパゲティは独特な美味しさがある
翌日の日曜日は更に潮が引く予定になっていた 車を止めた場所から遠く歩いて普段は行かない磯まで歩いた 春の磯は歩いているだけで気持ち良い 磯遊びをしている人も多く見かけた
普段は行けない沖に横たわる島にも歩いて渡ることができる そこにはサラシも出来ている 初めてのポイントだ サラシと波のうねりで洗濯機状態にある中への数投目でガツンときた 一瞬根掛かりかと思ったが生命反応がある 釣り上げてみると1kgほどのチヌが掛かっていた 久しぶりに釣りの醍醐味が蘇った この感触がまた次へのエネルギーとなる